ご依頼のきっかけ・ご提案
屋根の端にあたるケラバが壊れているとんことで修理のご依頼をいただきましたが、現地で屋根を確認させていただくと、屋根の劣化が進んでいる状態でしたので、カバー工法での屋根修理を提案させていただきました。
アスファルトシングルの屋根材でしたので、野地板を先に張ってから防水シートと新しい屋根材を設置させていただいております。
屋根材は耐久性に優れたスーパーガルテクトを使用いたしました。
施工前
アスファルトシングルの屋根材を使用されていましたが、築30年が経っており、劣化もみられ、メンテナンスが必要な時期でした。
アスファルトシングルは100年以上前に北米で開発された屋根材で、ガラス繊維にアスファルトを浸透させたものに、石粒を吹き付けてコーティングしたものです。
シート状のため軽量で耐震性が高いうえに、はさみやカッターで切れるほど柔らかく、複雑な形状の屋根にも設置できることから、日本でも2007年の建築基準法改正以降、多くの住宅で採用されるようになりました。
▷参考記事:アスファルトシングルってどんな屋根材なの?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
施工中
貫板・棟板金撤去
今回はカバー工法での屋根修理をおこなっていきます。
既存屋根を取り外さず、新しい屋根材を設置しますが、換気棟部分には出っ張りがあるので、こちらを撤去します。
野地板設置
既存屋根のアスファルトシングルがゴムのような収縮効果がある素材なので、ゆがまないよう野地板を貼らせていただきました。
防水シート設置
新しい防水シートを設置します。
田島ルーフィングのP-EX⁺を使用しました。
優れた耐久性に加え、釘穴シール性能があるため、釘穴周りの密閉性が高く、穴周りから水分が入り込まないようにになっています。
屋根葺き<スーパーガルテクト>
新しい屋根材を設置していきます。
こちらは「スーパーガルテクト」を使用いたしました。
アイジー工業が製造・販売するスーパーガルテクトは従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムを2パーセント添加することで、亜鉛の消耗を減らし、安定した保護被膜が形成されるています。
耐食性が大幅に向上し、ガルバリウム鋼板の約3倍ほど、傷部分に発生する錆にも強くなりました。
耐用年数もおよそ25年から30年ほどが期待できます。
▷参考記事:スーパーガルテクトとはどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
棟板金・換気棟設置
頂上部の棟の部分ですが、こちらは換気口になります。
屋根内部に湿気や熱気がたまってしまうと結露が発生し、下地の腐食の原因となるので、換気口を作り逃す必要があります。
▷参考記事:屋根の換気棟とは?仕組みと設置するメリットを徹底解説!
棟板金設置
屋根材と屋根材の境目に、雨が入り込まないよう、棟板金を設置します。
施工後
これにて完工です。
担当者のコメント
このたびは「川崎市屋根修理マイスター」へご依頼いただき、誠にありがとうございました。
アスファルトシングルの屋根材を使用され、お住まいを建てられてから30年が経過されていましたので、カバー工法での屋根修理をさせていただきました。
新しく設置いたしました「スーパーガルテクト」は非常に耐久性・耐食性に優れており、長くメンテナンス不要で過ごしていただけるだけでなく、断熱性・防熱性に優れた断熱材ポリイソシアヌレートフォームが貼り付けられているため、遮熱と断熱の効果を併せ持っています。
冬は暖かく、夏は涼しくと一年を通して快適に過ごしていただける屋根材です。
川崎市にて屋根修理をご検討でしたら、お気軽に「川崎市屋根修理マイスター」までご相談ください。
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