ご依頼のきっかけ・ご提案
棟の釘が浮いていることに気づかれてお問い合わせくださいました。
現地で確認させていただいたところ、釘には錆も見受けられ、漆喰も劣化が進んでいる状態でした。
雨漏りはまだ発生していなかったそうですが、今後さらに劣化が進むと雨漏りが起こることもあるため、瓦をすべて取り外し、野地板から新しくする「葺き替え工事」を提案させていただきました。
屋根材は「横暖ルーフ」を採用しています。
施工前
立派な瓦屋根ですが、建てられてから22年が経っており、釘や漆喰など細部の劣化が見られます。
施工中
瓦撤去
瓦を撤去しました。
瓦を撤去すると瓦を固定する粘土状の土、葺き土が出てきました。
この土の重みと接着力を使って瓦を固定する「土葺き」は以前は主流の工法でしたが、その重みが地震に弱く、耐震性を考慮した軽量な屋根材が好まれるようになるにつれて現在ではほとんど使用されなくなっています。
今回はこちらをすべて撤去し、新しく下地から設置させていただく「葺き替え工事」をさせていただきました。
▷参考記事:屋根の葺き替え工事とは?特徴やメリットなどを徹底解説
野地板設置
新しい野地板を設置しました。
野地板は屋根にかかせない土台となる木製の下地部分です。
ルーフィングシート(防水シート)設置
先ほどの野地板の上全体にルーフィングシートを設置しました。
ルーフィングシートを敷くことで屋根材の隙間から沁み込んできた雨水が食い止められ、下地まで侵入することを防ぎます。
屋根葺き<横暖ルーフ>
新しい屋根材「横暖ルーフ」を設置しました。
横暖ルーフは芯材に硬質ウレタンフォーム、表面に遮熱鋼板を使用した断熱材一体型の金属屋根材です。
スレートや瓦と比較しても軽量で地震にも強く、遮熱性、断熱性にも優れているため、カバー工法、葺き替え工事のどちらの屋根工事にも対応できることから、現在多くの住宅で使用されています。
スーパーガルテクトと比較されることの多い屋根材ですが、違いの一つに表面の加工方法があります。
スーパーガルテクトは表面がちぢみ塗装が施されたちぢみ模様となっていますが、横暖ルーフはほぼ平らな表面となっています。
屋根の印象が大きく変わりますので、この二つで迷われましたら外観の好みから選ばれるのもよいかもしれませんね。
▷参考記事:スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いは?特徴やメリット、デメリットを比較
▷参考記事:横暖ルーフとはどんな屋根材?メリットやデメリットを解説
担当者のコメント
このたびは「川崎市屋根修理マイスター」へご依頼いただき、誠にありがとうございました。
瓦を使用されているお住まいでしたが、釘や瓦に劣化がみられており、屋根修理の時期でしたので、葺き替え工事にて「横暖ルーフ」を設置させていただきました。
横暖ルーフは遮熱鋼板と硬質ウレタンフォームの一体型の屋根材で、軽量で耐久性を維持しながら、優れた断熱性能を兼ね備えています。
夏は熱を遮断し、冬は保温効果を維持することができますので、一年中快適に過ごしていただけるかと思います。
川崎市にて屋根修理をご検討でしたら、お気軽に「川崎市屋根修理マイスター」へご相談ください。
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