ご依頼のきっかけ・ご提案
台風によりアスファルトシングルの屋根材が、一部剥がれてしまったとのことでご相談をいただきました。
放置しておくと、雨漏りが発生する危険性があったため、「カバー工法」での屋根修理を提案させていただきました。
「カバー工法」では既存の屋根材を取り外さず、その上から新しい屋根材を設置いたします。
屋根材は「横暖ルーフ」を設置させていただきました。
施工前
こちらはアスファルトシングルの屋根材を使用されていましたが、台風で、屋根材の一部が剥がれ落ちてしまったそうです。
アスファルトシングルは非常に軽量な屋根材で、他の屋根材と比較しても強風によって飛散しやすい特徴があります。
シートのような形状のため通常接着剤で固定されますが、接着剤は10年から20年ほどの効果とされていますので、それ以降はさらに剥がれやすくなります。
こちらの住宅も築年数が30年を過ぎており、メンテナンスが必要な時期でした。
既存屋根はそのまま残し、防水シートと新しい屋根材を設置する「カバー工法」をさせていただきます。
▷参考記事:アスファルトシングルってどんな屋根材なの?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
▷参考記事:屋根のカバー工法とは?特徴やメリットなどを徹底解説
施工中
棟板金撤去
屋根の頂上部を覆う棟板金を撤去しました。
棟板金は頂上の境目から雨水が染み込まないように設置されるものですが、下地である木製の貫板に雨染みができており、場所によっては腐食している箇所もあります。
貫板が腐食している状態ですと、棟板金の固定力が低下するので、飛散の危険性も出てきます。
防水シート設置
既存の屋根材の上から防水シートを設置していきます。
屋根葺き<横暖ルーフ>
防水シートの上から新しい屋根材「横暖ルーフ」を設置しました。
「横暖ルーフ」はガルバリウム鋼板に硬質ウレタンフォームを取り付けた断熱材一体型の屋根材で、非常に軽量で、スレート屋根や和瓦と比較しても10分の1ほどの質量しかありません。
既存屋根の上からかぶせても住宅への負担が少なく、カバー工法にも適した屋根材です。
貫板・棟板金設置
屋根の棟の部分に新しい貫板を設置し、その上から棟板金で覆いました。
貫板は雨水が侵入した場合も腐食しないよう、樹脂製のものを使用しています。
施工後
これにて完工です。
落ち着きのあるグリーンの屋根が広い屋根に映えますね。
担当者のコメント
このたびは「川崎市屋根修理マイスター」にご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
アスファルトシングルの屋根材をご使用になられていましたが、台風により剥がれ落ちてしまったとのことで、築年数が30年を経過されていたことも考慮させていただき、カバー工法での屋根修理を提案させていただきました。
アスファルトシングルはシート状の薄い屋根材ですので、他の屋根材と比較しても剥がれやすく、飛散しやすくなります。
築年数が経過しますと、貼り付けるために使用している接着剤も劣化していきますので、定期的に点検していただき、耐用年数を過ぎたあとは屋根修理をご検討ください。
川崎市にて屋根のことでお困りごとや気なることがありましたら、お気軽に「川崎市屋根修理マイスター」へご相談ください。
▷参考記事:どの屋根材を選べば良いの?各屋根材のメリット・デメリットについて
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