ご依頼のきっかけ・ご提案
屋根の一部が欠けていることの気づかれて、気になっていたとご相談をいただきました。
欠けなどは一部補修させていただき、屋根塗装をさせていただきました。
施工前
色褪せている上に、カビや藻、汚れなどが付着している状態です。
こちらでご使用になられているスレートの一種、コロニアルの屋根材は、屋根の表面塗られている塗膜によって雨水を弾く防水機能が成り立っています。
塗膜は剥がれたり、汚れたりしているということこは、防水性能が正常に機能していないということ。
放置しておくと、雨水が屋根内部に染みこみ、雨漏りの原因となりかねません。
塗膜の劣化は10年～15年を過ぎると顕著になるので、このタイミングで塗装をおこなっていただければと思います。
▷参考記事：スレート屋根を塗装するメリットとデメリットを解説
施工中
高圧洗浄
今回塗装させていただく屋根全体に高圧洗浄を行い、屋根の表面をきれいにしていきます。
表面の汚れや、付着物、古い剥がれ欠けの塗料などが取り除かれ、新しく塗る塗料が付着しやすくなります。
ケレン作業
ワイヤーブラシ、サンドペーパーや電動工具などを使用して、屋根の表面の汚れや、錆、古い塗膜を取り除いていきます。
こちらも新しい塗料の密着性を高めるための大切な作業です。
放置したまま施工してしまうと、せっかく塗った塗料が耐用年数までもたずに剥がれてしまうことも。
欠けていた屋根材は補修させていただきました。
錆止め塗装
金属を使用している棟板金には錆止め塗装をおこなっていきます。
錆びができると、穴が開いてしまったりと雨漏りの原因となってしまいます。
錆びの発生や進行を抑える塗料を塗ることで、湿気や雨水から保護し、劣化の進行を抑えることができます。
下塗り
ここでやっと塗装をおこなっていきます。
塗装も一回塗って終了というわけではなく、屋根塗装では通常、塗装→乾燥を三回繰り返します。
まずは下塗り。
最初の下塗りを丁寧におこなうことで、塗装面を平坦化し、最後に塗る上塗り材がしっかりと密着するようになります。
また、上塗り塗装が塗装面に吸い込まれることもなくなるので、仕上がり時の色ムラを減らすことができるのです。
中塗り・上塗り
下塗りが乾いたら、中塗りをおこなっていきます。
こちらは最後に塗る上塗り材と同じもの。
二回に分けて、塗ることで、塗膜の厚みを出し、耐久性を向上させます。
今回使用させていただいたのは「屋根フレッシュ」です。
酸性雨や、熱、紫外線にも強い高耐久性ウレタンを使用し、防カビ、防藻性にも優れている、屋根にピッタリの塗料です。
縁切り
最後に屋根材と屋根材の隙間に溜まった塗料を切る「縁切り」という作業をおこないます。
たまった塗料をそのまま放置しておくと、屋根材の隙間が埋められ、密封された状態になってしまいます。
そうすると屋根内部に溜まった湿気が排出することができず、野地板などの木部が腐食することになりかねないので、縁切りで隙間をあける必要があるのです。
▷参考記事：スレート屋根塗装で必須の「縁切り（タスペーサー）」とは？
施工後
これにて完工です。
まるで新築のような屋根になりましたね！
担当者のコメント
このたびは「川崎市屋根修理マイスター」へご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
コロニアルの屋根が劣化し、色あせしたり、剥げたりしている場合、雨水が屋根内部に染みこみ、雨漏りの原因となる場合があります。
上記のような劣化症状が見られましたら、できるだけ早く、屋根塗装をおこなっていただくことをおすすめしております。
適切な時期に塗装などのメンテナンスをおこなっていただくことで、長期的に屋根を保護することに。
長い目でみると余計な修繕コストを減らすことができます！
屋根のことでご心配事などがありましたら、お気軽に「川崎市屋根修理マイスター」までご相談ください。
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